神様のような男性

無料掲示板での出会い

神待ち男が立ち上がった瞬間、男が立ててくれた線香の煙がふわりと左右に激しく揺れ始める。
悔しいのだろうか、悲しいのだろうか、それとも。
神待ち男を見送ろうと自分も立ち上がってはっとした。
身体の底から欲情の熱い淫水が溢れ落ちて、下着がじゅわっと熱く湿っていく。
だだのおりものなんかぜゃない。どうしで?いったい何に感じたっていうのか。
神待ちサイトでこんなに素敵な人と出会えるなんて。この男の背中に、私は興奮した。
ドアの向こうに消えていく男の背。
無意識に伸びた自分の手が、怖ろしい。疎ましい。
伸びた腕を左手でぐっと押さえ込む。
途端に、また、下着の中に、どろり。あまりに溢れたせいで下着は熱く蒸れかえって、あそこが少し痒くなり始めでいる。
何気ないことにすぐ気が高ぶって、濡らしてしまう。いったい私はどうしてしまったのだろう。
次の月命日、あの男がやって来ても、私はその境を踏み越えずにすむのだろうか。
そんなとんでもないことを考えている自分に気がついて、自己嫌悪になる。神待ち娘は、言い訳をすると急いで線香を消し、私は茶の間の襖を閉めた。三十路女の切ない気持。
友人の家で食事をご馳走になるのは昨日に続いて。普通の親なら「またなの」と声を荒げるところだけれど、私は逆にほっとする。
胸がじんわり温かくなる。
「ああ、あの子もやっと自分の生活を楽しめるようになったのね」お父さんが、亡くなった直後、まるで別人のようになってしまった。

さすがに学校は休まなかったけれど、部活は辞めて友達の誘いはすべて断り、三時過ぎに帰ってくると後はずっと部屋に閉じこもったまま。
神待ちサイトに手を出してなければいいのだが。自分と同じ道には落ちて欲しくない。
そのまま引きこもりになってしまうのではないか? 自殺で軋考え始めたら。一度は真剣に心理カウンセリングを受けさせようと思ったほどだったけれど。